治療の流れ

治療方法

 糖尿病の患者様に対し、脂肪由来幹細胞を投与することにより膵臓の膵島B細胞の修復、機能回復や炎症の抑制によって症状を改善する目的で、患者自身の脂肪から取り出した脂肪由来幹細胞を必要な細胞数になるまで培養して、静脈に点滴することにより投与する治療法です。

    
    

対象疾患

糖尿病
※年齢:20歳から80歳
※再生医療を行う医師の診断により、本治療の実施が適当であると判断された方。

対象外

・脂肪採取時に使用する麻酔薬または特定細胞加工物の製造過程で使用する物質に対する過敏症、アレルギー症状を起こした経験がある方。
・感染症を発症している方。
(治療を受ける方の健康状態、身体的条件を勘案し、医師が治療の提供の可否を判断致します。)

治療の流れ

1本治療を提供する医師による問診、診察により、再生医療を受ける方の適格性の確認を行う。

①適格性を有していることを確認した後、説明文書及び同意書を交付し、本治療を提供する医師による口頭での説明、質疑応答を行い、書面による同意を頂きます。

2組織(細胞)採取

②局所麻酔を行い、患者様の下腹部から、5~10㎎の組織を採取します。

3培養

③厚生労働省より認可を受けた細胞培養センターにて、採取した脂肪組織を治療に必要な特定細胞加工物に製造致します。

4特定細胞加工物の移植(投与)

④問診時に患者様の状態を確認して、問題がなければ、再生医療を提供する医師の判断で投与の可否を決定します。

⑤静脈点滴により、特定細胞加工物を移植(投与)していきます。
※疾病等が発生した場合の原因究明のため、使用した特定細胞加工物の一部を6カ月間、-80℃以下で保存いたします。

⑥再生医療を受けた患者様は、本治療を受けた日から6カ月後まで、30日に1回、定期的に通院して頂き、経過の観察を行っていきます。又、定期的に通院が困難である患者様におきましては、医師の判断により定期的な連絡を行うことによる経過観察を行っていくこともあります。

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